訃報:米サンタバーバラ動物園のEverett

米国カリフォルニア州サンタバーバラにありますサンタバーバラ動物園で飼育されていたオスのEverett(エバレット、21歳)が2019年5月21日に死亡しました。

 

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同園にて2月に他界したゾーイと一緒に飼育されていました。

高齢であることから高血圧、腎不全、関節症などの持病を抱えていました。決定的な死因は発表されていませんがおそらく老衰と推察します。

 

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訃報に際し、彼についてご紹介します。

 

エバレット(#2012)は、1997年6月22日に米イリノイ州・シカゴのリンカーンパーク動植物園にて誕生し、2006年4月6日には同国カリフォルニア州・サンディエゴ動植物園に移動しました。サンタバーバラ動物園には2011年10月19日に来園しています。以下に家族を記載します。

 

父親:Tocaloma(トカロマ、#1354)

母親:Yiet Yang(イエット・ヤン、#1386)

兄:Bing Mao(ビン・マオ、#1685)

兄:Shanluke(シャンルーク、#1686)

父方祖父:Ping(ピン、#640)

父方祖母:Shin(シン、#1065)

母方祖父:Shah(シャー、#919)

母方祖母:Lian Lian(リャンリャン、#604)

 上記のなかに日本で飼育されている個体と関わりのあるユキヒョウはいませんが、母親のイエット・ヤンは同園にて2月に他界したゾーイの母方祖母でもあります。

 

このエバレットは遺伝子疾患により生殖能力がないため、残念ながら繁殖に寄与することはできませんでした。

亡骸はユキヒョウの血管の解剖学に関する研究のためアリゾナ州のミッドウエスタン大学に送られたとのことで、同園にて2月に他界したゾーイの亡骸も同様に移送されたとのことです。これについては賛否ありそうですが、世界的にも長老であったエバレットが若い命を救うことにつながるかもしれないと思うと一概に否定はできないと思います。

22歳を目前にしながらも精根尽き果ててしまったエバレットですが、天寿を全うしたといえます。彼のような長生きのユキヒョウがもっと増えるとよいと思います。

エバレットの死により、サンタバーバラ動物園のユキヒョウは0頭となりました。ユキヒョウ展示場は改装が予定されており、完了後はどの動物が使用するかは未定とのことです。他園から若い個体を迎え、ユキヒョウの飼育継続を望みます。

 

参考記事

akoandanimals.hatenablog.jp

 

 

エバレットの御霊の御平安をお祈り申し上げます。